プレカットとは
在来木造住宅工法とハイテクとの出会い
いつの時代でも日本人にとって温かいぬくもりのある木材を使用した住宅はかかせないものです。しかし今後ますます増加する高品質、安心感、多様化へのニーズに応えるためには今まで以上のスピードで作り手も進化していかなければなりません。 そのため当工場では少しでもお得意様のお役に立つようプレカット一貫システムを導入しました。
プレカットとは今まで大工さんが手作業で行っていた梁や柱などの加工を工場内で機械により行うもので、さらにコンピューターを使用した搬入から加工、番付、搬出までのトータルシステムにより、加工精度1/100mmという超精密な加工を可能にし、高品質な製品を短時間で供給することが可能となりました。
プレカットのご利用により各工程間の合理化、生産管理の近代化、熟練作業者の不足解消、効率的な木材の利用等が図れます。
最新鋭のプレカットシステムの設備を通して皆様方のお役に立てるよう、木造建築の未来を共に歩んでいきたいと願っております。
加工対象部材
●土台 ●梁桁 ●胴差 ●母屋 ●棟木 ●火打ち ●通し柱 ●管柱
●化粧柱
加工内容
●端切り切断 ●長さ切断
●大入れあり掛け ●あり掛け
●もたせ(柱・枕・桁) ●茶臼掛け ●兜掛け ●羽子板ボルト穴
●かんざしボルト穴 ●中間火打ち彫り ●金物火打ちボルト穴
●根太彫り ●大引き彫り ●柱ほぞ穴 ●間柱穴 ●間柱欠き
●たる木欠き ●胴差し ●横差し ●兜+もたせ(柱・枕・桁)
●下ほぞ取り ●上ほぞ取り ●回り縁欠き ●柱もたせ欠き
●まくら欠き ●胴差し彫り ●横差し穴 ●シャクリ
●ラス下シャクリ ●ボルト穴
●貫穴
プレカットのメリット
- 住宅部材の品質の均一化
コンピューターによる加工のため高品質・高精度の部材供給が可能となり住宅の品質を向上させ、ひいては今まで以上に顧客の信頼に応えることができます。 - 加工日数の短縮
標準的な住宅一棟分を一日で加工するスピードで工期を短縮させます。また今まで必要であった墨付け、刻み作業がなくなる等、大工さんにとっても楽になります。 - 技能者不足の解消
簡単な操作でミスのない加工が連続してできるため後継者不足、熟練作業者不足に対応します。さらに大幅な省力化も可能となります。もう人手不足でも安心です。 - コストダウンと施工の合理化
木材の購入・乾燥・加工まで一貫処理することにより、不足材・余剰材を発生させずムダを省きます。資材・資源を有効利用することで経費削減にもつながります。